
書影にひかれて…。なんとなく、阿部智里さんの八咫烏シリーズの雰囲気を感じたから。絵が似ているとかでもないんだけど、なんとなく。
ただ、杜甫と李白と言われても、国語の授業で見たことがある程度のことしかしらない。「国破れて山河あり」は、暗記した記憶があるからなんとなく覚えている。その程度。
「飲中八仙歌」って何かも知らない。
「李白一斗詩百篇」──李白は一斗飲めば百篇の詩をつくる──に代表される八人の酒飲みの豪快さを詠った杜甫の代表作のひとつとして知られる。らしい。
第一章 酔狂な長老 賀知章(がちしょう)
第二章 当代一の美少年 崔宗之(さいそうし)
第三章 天才肌の高官 蘇晋(そしん)
第四章 天衣無縫の酒仙 李白(りはく)
第五章 変わり者の帳先生 帳旭(ちょうきょく)
第六章 鯨の宰相 李適之(りてきし)
第七章 顔を隠した皇族 汝陽王李しん(じょようおうりしん)
第八章 志能備の父 焦遂(しょうすい)
第九章 国破れて山河在り 杜甫(とほ)
1~8章が八人の酒飲み。そして9章に杜甫の章。
時代背景もよく覚えていないし、なんとなく世界史と国語の授業でやったような、程度。でも聞いたことがある名前はちらほらでてくる。
阿倍仲麻呂、楊貴妃、安禄山、玄宗皇帝、安史の乱…。杜甫と李白はセットで語られているから同時に出てくる不思議はなかったけど、阿倍仲麻呂がでてきたことに驚いた。日本から唐にわたる前の焦遂とのエピソードもありそう、と。当時、阿倍仲麻呂は10代だったんだという驚き。
そして、杜甫と李白。たった2年の出会いで、その後再開はなかったという。タイミングなのかな。詩で政治を変えるというのが理解が難しい。美しい詩が書けることが必須というのは、科挙の試験か何かの話であったような気がする。
杜甫と李白の別れの時、李白は詩を残す。とても熱い別れだった。李白は小葉のことも目をかけていた感じなんだけど、同じように何かを感じていたのかな。
最後まで読んでやっとわかったんだけど、これは杜甫の話だったんだね。杜甫と李白と書いてあったから、二人の話だと思ってたんだけど。でもわかる人はタイトルを見ただけでわかるんだろうな。
李白の詩は知らない。国語の教科書にはのっていたかもしれないけれど…。
杜甫はなぜか覚えている。(でも最初の2行…)
国破れて山河在り
(国は壊され山河だけは変わらぬまま)城春にして草木深し
(長安の街は春を迎え草木が生い茂っている)時に感じては花にも涙をそそぎ
(時世に心を痛め、花を見ても涙がこぼれ)別れを恨みては鳥にも心を驚かす
(別れのやりきれなさに、鳥のさえずりにも心が乱れる)烽火三月に連なり
(戦を告げる狼煙は三か月も上がり続け)家書万金にあたる
(連絡の絶えた家族から、もし便りがくれば万金にも代えがたいだろう)白頭掻けばさらに短く
(白い髪は掻くほどに少なくなり)すべて簪に勝えざらんと欲す
(冠をかぶるための簪すら挿せそうにない)
誰と出会うかって大事だし、誰かと出会うのも大事。
人との出会いは自分を振り返り、自分を知ることにつながるのかもしれない。人と出会うからこそ、自分のことがわからなくなり、人のことがうらやましくなることもある。
それでも、出会うことで何かがうまれる。
ずっと引きこもってたけど、たまには妄想だけじゃなくて外にでかけよう!

自宅警備員業務を減らそう!
