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烏に単は似合わない(彼女に悪意はあったのか…?)1-1

ちゃんと読み返すのは3回目か、それ以上。
初めてこの本を手に取ったのは第一部の4巻か5巻が出た時ぐらいだったと思う。最初は図書館でまとめ借りして、やっぱり自宅に置いておきたかったので購入しなおすという…。第一部は文庫版、第二部は単行本でそろってる。

2回目読んだのは、2巻の「烏は主を選ばない」を読んだ後だったと思う。この1巻2巻は同じ時系列だけど、1巻は女性側(桜花宮側から)2巻は男性側(若宮側から)からの話なので、「あの時、若宮は何をしていたんだ?」「桜花宮側からはどんな風に見えてた?」の答え合わせのように読み返した。

3回目は、第二部に入ってから。ほんとサイコパスあせび。第二部2巻「追憶の烏」でもう一度登場したんですよ。その時に読み返した。だって、もう退場していたと思ってたんだけど突然出てくるんだもん。

あ、で、今回だから最低4回は読み返してる。さすがに今回は今まで素通りしていたところを味わいつくしたよ。なんてったって、もうすぐ?最終巻が発売されるから、読み返しておかないと!

2026年に「玉座の烏」上下巻がでるらしい。忘れているし、今だから気が付くこともあるから復習しておかないと!

それにしても、初めて読んだ時とまるで違う話に感じる第一巻。

「ここが、私を呼んだのだ…」

あせびが最初に桜花宮に呼ばれたと意識した時だろうか…。最初はかわいくて応援したくなるような感じなのに、二度目以降はこの言葉がホラーに思えてしかたがない…。

宝物殿で今上陛下と出会って、どんどんサイコパス味を発揮するきっかけになったんだろうか、いや、登殿のきっかけも偶然とみるか棚ぼたとみるか、それとも…なので、あくまで自然体なのか。

「お母上の二の舞にならぬよう、心を強く持ってください」

この手紙が、3人目の文通相手なのか?2巻が1巻の若宮側からのストーリーなら、あせび側からのストーリーを覗いてみたい。悪気はないみたいなんだけど、どうしてこんな残酷な風に立ち回れるんだ。自分の人生は自分が主役とかいうけど、行き過ぎるとこうなるのか!?

それに、3人目の文通相手なんてさらっとしか書いてなかったのに、なんで忘れたころにでてくるんだよ!読み返すとホラーでしかない。ほんとにサラッと。当時は伏線としてひっかかることもなく終わってたよ。

「お待ち申し上げておりました」

真赭の薄、ステキだ。一番まっすぐに真摯に登殿に向き合ってた気がするんだ。そして、若宮に一途だったけれど、ちゃんと周りも見えてる。この一言はかっこいいな。信念があって賢くて行動力がある女性。

浜木綿が「つくづくあの男もバカだね。アタシが男だったら、迷わずあんたの方を妻にするのに」って言うんだもんね。これから先も、ずっとストーリーに重要な人だったと思う。

「人はなかなか、あなたほど無欲には成りえないということよ」

浜木綿が無欲すぎるのも驚くし、真赭の薄はまっすぐに浜木綿を見ていて称えるところもステキだ。この二人の女性にはあこがれる。自分がやるべきことを信念をもって自分で判断している。
だからこそ、完結編が楽しみだ。

どう完結するんだ?

「そうか、どんなことがあっても、か」

これは若宮の言葉だけど、あせびは「どんなことがあっても」って言っててホラーだ。一途に若宮を思っているのかと思っていたけど、違う。あせびの行動は最終巻で描かれるんだろうか。

彼女の「どんなことがあっても」手に入れたいものって何なんだ。何より、これが自然体なの?

そんなことをしたら、藤波さまにご迷惑がかかってしまいますでしょう?

この、あせびの言葉を聞いて、その場が静まりかえる。
そりゃそうだよね、いや、そうかもしれないけど、でも、っていうなんというか、ただ確たる証拠はないし字面通りに話を追うと「その言い分、一応分かったとしておこう」と若宮が言っても仕方ないというか…。でもゾッとするよね。

下男とか侍女の扱いが怖い。これが考えてやっているのか息を吸うように自然としているのか…だからサイコパス味なのか…。偶然ってないんだなと。運がよかったとか悪かったとか、そんなもの計算してなんとでもなる恐怖を感じたというか…。すべてことを疑って生活していかないと、生きていくことすらできないかもしれない世界なんだと、今の私は平和ボケしすぎて鈍感になり下がっているんだ。

悪意がなければ、すべてが許されるのだと知っているものを決して許すことはできない

そもそも、あせびは「悪意」を持っていたんだろうか?
いや、天然とかじゃなくて「自分の願い」を純粋に貫いたんじゃないだろうか?もし、不都合がおきそうなら、それを回避できるストーリーが描かれて、それどおりに進めていったんじゃないだろうか。

そのストーリーに主役以外の感情や生死が全く考慮されていないだけで…。すべては主役がハッピーエンドになるための最短ルート。

だがな、お前さんの死に水だけは、アタシに取らせてほしいんだよ

第二部で現実になったね。まさか、って思ったしここからガラッと変わった気がする。それまで積み重ねてきたそれぞれの人たちの考えとか行動とか、そういったものの行き場が。若宮がいたことで同じ方向を向いていたように見えていたけど、タガが外れて可視化されてしまった感じ。

でも、最終巻目前にしてまだどうなるのか全く分からなくて、まだ何か隠されてるんだろうけど何が隠れているんだろう。でも、絶対にどこかにでてきてるんだと思う。その違和感を探したい。

おわりに

それにしても、発売が2012年6月。14年かー。
発売直後から追えてたわけじゃないけど、10年近くは追ってるんだ。月日が経つのは早いね。気が付けば、もうすぐ子供も成人するし…。

最終巻は2026年発売までしかわかってないけど、いつ発売されてもいいように読み返しておこう!
どっぷりと山内の世界に沼ろう。

純粋にみえた女性のサイコパス味でゾッとしたい方に是非。

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