前編でお話ししましたが、相談できそうですか?
相談できたらそのあとは・・・継続してつながることです。
一年以上連絡をとらないでいると、異動されていることがあります。 また、異動されてなくても地区の担当替えなどで、自分の地区に別の保健師さんが配属になっていることもあります。 半年に一度くらい連絡をとっていると、名前も覚えてもらえますし、何よりも担当替えになってもきちんと引き継ぎをしてもらえる可能性が高くなります。 子供は半年で結構変わります。 一度保健師さんとつながりができたら維持するためにも半年に一度は連絡をとるようにしましょう。
半年に一度、何の話をしたらいいの?
内容は、現状報告で大丈夫です。
そうこうしている間に、就園就学時期が近づいてきます。 園生活・学校生活に不安があるなら、就園就学の一年前までに保健師さんに希望の就学先の相談をします。(特に時期にこだわらず早々に話しておくと、保健師さんから声をかけてもらえるかもしれないです) そんな風に、園や小学校との話し合いができると安心ですよね。
支援会議の開催をしてくださることもあります
親が直接園や学校に連絡して、話し合いをするのもいいですが、勇気がいりますよね。 直接交渉に自信や勇気がない方は、保健師さんへ相談です。
「園や学校と話がしたい」 と相談し、支援会議を希望する旨を伝えましょう。 園や小学校を含む支援会議だと、園や小学校の方の都合があるので100%実現可能かどうかはわかりませんが、今年度から「障害者差別解消法」がスタートしていますので、支援会議の開催はしていただけるのではないかと思います。
親の思いを伝えることにはかわりありません。 ただ、冷静な第三者に入っていただくと、後から話の確認もできますし、親の話がそれてくると話を戻してくれる事もありますし、とても助かります。
「支援会議」と題すると、腰が引けてしまいますが「第三者をふくめた園・学校との話をする機会」です。 勇気をだして、一歩足を踏み出してみましょう。
1度の撃沈で諦めないで!!最初からうまくいくのは、よほど恵まれている時だけ!
撃沈することも当然あります。特に初回は「先生」に圧倒されるでしょう。 でも、園や学校にアピールすることはできています。 もし「撃沈だ〜」と思ったら、 撃沈したことに凹みまくって、その後に、 園や学校の先生と顔見知りに慣れた事、アピールできた事がとても大きな成果であることを思い出しましょう。
保健師さんとは
保健師さんは、健診や新生児訪問でお世話になるだけの人ではありません。 「困りごとがあればいつでも相談してください」というのはリップサービスでなく本当です。 親がつぶれてしまう前に、不安の芽が大きくなってしまう前に、保健センターに足を運んでみましょう。