ハナヒラのあたまの中〜少数派の子供達との生活〜

乳幼児健診・就学時健康診断でひっかかったらどうする?いっぱい泣いて、いっぱい悩んで一歩ずつ進んだり立ち止まったり振り返ったり・・・。

「さかさ町」という本をご存知ですか?さかさ小学校のわすれよ科でやってることって実は大切かも。

こんにちは。以前、一目惚れして購入した本を紹介します。絵本というには絵が少なく文字が多いので児童書とでも言うとしっくりくるでしょうか・・・。

「さかさ町」F.エマーソン・アンドリュース (著), ルイス・スロボドキン (イラスト)小宮由(訳)

 

多分、新聞の下にある広告でみたのだと思います。それで一目惚れしたのです。 できれば、子供にも読んでほしいし、読み聞かせたいですが、全く本に興味がない子供、そして物語・ファンタジーが全く理解できない子供にはとても難しいので諦めています。リビングに置いているので、気になったら見たらって感じです。

半世紀以上前の絵本が突然のブレイク

リッキーとアンの兄妹が、ひょんなことから滞在することになった「さかさ町」。名前の通り、そこではすべてが「さかさま」。子供は楽しんで働き、大人は遊ぶ。学校に通うのは休日だけで、覚えることより忘れることが大事。買い物をすれば、品物といっしょに値段分のお金がお客に渡される……。そんなユニークな世界を描いた児童文学が、青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれたことをきっかけに、大ブレイクしている。

内容紹介

リッキーとアンは、おじいちゃんの家にむかう汽車の旅のとちゅう、思いがけず、見知らぬ町で一泊することになりました。そこは〈さかさ町〉。建物も看板も上下ひっくりかえっていて、ホテルや病院、学校での常識も、野球の試合や買い物のルールも、いちいちふつうとは反対です。おどろきと発見がいっぱいの、ゆかいな空想物語。

 出典:Amazon

  「さかさ町」という町ではすべてが逆さまっていうことなのですが、いろんなことが逆さまなので「あ、なるほど」「え、あ、そっか」など驚きがいっぱいです。

建物や看板などの目に見えるものがさかさになっているのは理解しやすいです。でも、ホテルや病院、学校がさかさまってどういうことかわかりますか?

買い物のルールなんてほんとうに驚きです。普通は、お金を出して買い物しますよね・・・。これのさかさは???

病院って待ち時間がとっても長いですよね。そして医療費って場合によってはとても高額ですよね。これらがさかさまってことは???

わすれよ科

いろいろ突っ込みどころ満載の「さかさ町」ですが、さかさ小学校にある「わすれよ科」という授業って教えてもらわないだけで、生活して行く上で結構大切かなと思いました。

「わすれよ科」はわすれるための授業をやっているのです。学校って通常、何かを覚えに行く、学びに行くところですよね。これは単に「覚える」のさかさで「忘れる」という単純なものではないんですよ。「わすれるということは気づきだ」とも先生は話しています。

  • 人からされたいやなことを忘れることができたら・・・
  • ローラースケートの練習で転んだ痛みを忘れることができたら・・・
  • 嫌なことがあって悪口を言いたくなる気持ちを忘れることができたら・・・
  • ダイエット中にお菓子を食べるのを忘れることができたら・・・

人にされた嫌なことを忘れることができたらけんかは少なくなります。練習中の痛みで「もうやめる!」と諦めていたことも、痛みを忘れることができたら練習を続けてできるようになっていたかもしれない。ダイエット中にお菓子を食べるのを忘れることができたら・・・とか面白い。

 

これ、日常生活でも気持ちの切り替えに大切です。私はよく凹みすぎて二週間近く引きこもり生活も乱れることがよくあります。何度もなんども思い出し、常に嫌な気持ちになり落ち込みます。夫にも「考えても仕方のないことはほっといたら」と言われますが、どうしても心から追い出せません。忘れたいのに、考えたくないのにそのことでいっぱいになってしまうのです。

子供だって、以前の失敗とかこだわりとかもう忘れたい、やりたくないのにずっと引きずってしまうことってあると思うのです。特に発達凸凹さん・・・。

忘れても思い出せる手段を身につけることって大事

学校では「覚える」「習慣づける」ことを毎日毎日訓練しています。「毎日やっているとそのうち覚える」「毎日やっていると習慣になる」など、身につけていくことが大切で、身についていないと繰り返しが足りないという雰囲気です。

でも、「忘れても大丈夫、メモしておけばいいんだ」とか「習慣になっていなくても大丈夫、毎日メモをみて行動するから」とか、自然と動くことができなくても、補助的な何かがあれば大丈夫っていうことも、とても大切です。

特に、何かが目に入った瞬間やらないといけないことが吹っ飛ぶ子にとっては「メモをする」というスキルを身に付けるのはとても必要なことではないかと思うのです。

私は買い物に行くときに必ずメモが必要です。メモがないと必ず忘れます。でも、最近は「メモを持って行く」のを忘れることが多いので別の意味でも困っています。

寝るまでにやっておくことも「絶対大丈夫」と思っていても絶対に忘れています。眠たくなってから焦ったり、翌朝起きて焦ったりすることが日常茶飯事です。

焦ることがある時点で、きちんとメモがとれていない証拠なのですが、メモを書いているとスムーズに行動できるので重宝しています。ただ、めんどくさくなって書いていないことが多いだけ。これをきちんとできるようになったらもっと生活が変わるんだろうけど、きちんとできていたらそもそもこんなことしなくても大丈夫かもしれない・・・。

全部覚えてなくても大丈夫。メモをみるとわかるから。

我が子は時間割を覚えることができません。そして、何時から何時までが1時間目で休み時間が何時から何時で・・・ということもおそらく覚えていません。でも、わからなくて急に不安になることが多々あります。「わからなくなったらどうしよう」と登校できなくなることもありました。だからといって覚えることも無理なのです。

そこでとった行動は「覚える訓練」ではなくて、時間割や時間がかいてあるメモをポケットに入れておくことにしました。「これをみれば大丈夫」という安心からか時間はかかりましたが、登校がスムーズになりました。

まとめ

当事者だからって全部頭に入っているわけではありません。「それくらい覚えておこうよ」の「それくらい」は人によって処理できる量が違うのです。

小学生では、学校で覚えておくべき情報は頭の中に入ってしまう量かもしれません。でも、大きくなるにつれて情報量は増えていきます。そうなると「メモをする」というスキルは必要になるはずです。それを小学生が先取りして身につけていってもいいはず。

「メモをする」「予定を知る」というのは一生もののスキルかも。

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