ハナヒラのあたまの中〜少数派の子供達との生活〜

ハナヒラのあたまの中〜少数派の子供達との生活〜

乳幼児健診・就学時健康診断でひっかかったらどうする?いっぱい泣いて、いっぱい悩んで一歩ずつ進んだり立ち止まったり振り返ったり・・・。

毎日新聞くらしナビ 発達障害児チームで支えを読んで

昨日(2017.2.6)の毎日新聞くらしナビで、発達障害児をチームで支える仕組みについて書かれていました。群馬県館林市の取り組みです。

文部科学省の調査(2012年)によると、全国の公立学校の小・中学生(通常学級在籍)のうち発達障害の可能性がある子供は6.5%いるそうです。40人中約2人くらいですが、通常学級に在籍の中でとのことなので、支援学級在籍は除いた数字なのかな?それなら、もう少し増えそうですよね。

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 館林市の取り組み「チームで支える仕組み」

4つの関連部署が連携「母子保健」「障害者施策」「保育所」「学校」

館林市では、関連部局の垣根をこえて連携しているそうです。

・健康推進課

・社会福祉課

・こども福祉課

・学校教育課

経験上、健康推進課あたりで最初の相談をし、社会福祉課につないでもらいつつ、幼稚園・保育園を話し合いながら、小学校入学のための準備をする。

という感じで、数年の間にあちこちで「こどものできないこと」を披露していかなければなりません。そして、そのたびに「母親の関わりが・・・」とか「母親は自分のこどもをみて当たり前」とか言われます。

この時点で、心が折れて相談にもいかなくなるケースがあるでしょう。実際、私も一時期はいかなくなりました。

「どうせ、3歳までは親がって言われるし・・・」

館林市の基本的な連携の流れ

健康推進課

・市が実施する健康診断(4ヶ月〜3歳)などで保健師が「気になる子」を見つける

→保護者の悩みを聞きながら子供の観察を続け、保護者との関係を築く

・保護者の動機を得られれば、専門医が診断し保護者に結果を告げる

社会福祉課

・発達障害の診断がでたら、社会福祉課が中心となる

→専門家が科学的根拠に基づいて療育にあたる(最初の8回は無料)

こども福祉課

・療育での様子や情報を保育所や幼稚園と共有する

学校教育課

・小学校入学が近づけば、学校教育課を通して小学校と情報共有する

 

この連携を市がしてくれるって、ものすごいことですよね。

(市役所内のことですが・・・)

多くの場合は、すべて親がやることが多いのではないでしょうか?なかなか動いてくれなくて、自分で病院の先生や療育機関、専門家の意見をまとめてやっと話をしてもらえる、という感覚です。

その過程で、やっぱり心が折れてしまって「もう無理」とあきらめてしまいます。いくら訴えても「モンスター」レッテル貼られそうで、その方が子供にとって不利益になるかもしれないと考え始めます。

教員・保育士に研修も

市内のすべての教員、保育士に最低1回の参加を呼びかけている合同研修もあるそうです。「発達障害」に関しての対処の仕方を知っているか知らないかで大きく違うと思うので、こういった研修があるのは保護者にとってはありがたいことです。

 

ただ、実際に先生や保育士さんを見ていて思うことは「とても忙しい」んです。保育士さんは常に人手不足です。休日を決めるもの大変そうです。そしてこの時期、保育士1人でもインフルエンザになってしまえば、一気に忙しさ倍増です。

なのに、仕事をぬけて研修に参加することなんてできるのでしょうか?

また、研修に参加して色々と対処の仕方を知っても、丁寧に対応する余裕があるのでしょうか?先生方は本当に一生懸命に子供と向き合ってくださっています。でも、あちこちで「せんせい〜」と泣き声があがると、危険そうなところから対処せざるをえないと思います。

小学校の先生も同じで忙しいです。夏休みなど長期休みは研修三昧のようです。でも、忙しい中でも丁寧に接してくださいます。今の先生が「もし倒れられたら」と思うととても不安です。

 

研修や会議で情報共有していただくのは、本当にありがたいことです。

それと同時に、「教職員削減」など言わないでほしいなと思いました。

http://mainichi.jp/articles/20161109/ddm/012/100/034000c ←毎日新聞記事

財務省は、児童数が減っているから削減とのことのようですが、先生の仕事はどんどん増えていると思うのですが、仕事量に関しては考えないのかと思いました。

英語教育・しつけ・スマホなど情報モラル・・・「学校で」教えたらいいということが増えている昨今。1人の先生ができることにも限りがあると思うのですが・・・。

先生の仕事ってどこまでなんでしょうか?

「個人情報」の壁

個人的には、「市役所内なんだから、どうして各部署で1から説明しないといけないの!」といつもプンプンと怒っていましたが、「個人情報」ということで共有しにくいこともあるようです。

・親が学校や地域に知られたくない場合

確かに、障害が知れると子供を取り巻く環境が一変する可能性があります。なので親が躊躇するのも当然です。

これって、綺麗事かもしれませんが結局のところ「信頼関係」だと思います。

積み重ねてきた過程で不利益が生じた経験があれば、義務教育の一歩目の小学校入学時点では公表したくないと思います。でも、不利益があったとしてもそれがフォローされた経験があればまた違ってくると思いますが。

まとめ

結局、グチグチと愚痴を書いただけになってしまいました。でも、見える形で吐き出すと少しスッキリする気がします。

館林市はすごいなぁと思いました。でも、多分、親の許可をとって情報共有することはある程度やっている自治体はあるのではないかと思います。

難しいのは、療育を受けたり専門医の診断を受けることかなとも思います。地域によっては療育施設が満員だったり、施設自体がなかったり、専門医が少なく診断を受けるのに長い期間かかり、定期的に診察をうけることが難しい場合があります。

利用できる施設や病院がないのに、つまり診断がでてもその地域では対処できないのにとなると、なかなかチームを組む難しさがありそうです。

施設に頼るのではなく、日常生活を作っていくやり方を学ぶということも1つではないかと思います。

下記は、(株)おめめどうという会社のホームページにある文です。

初めて来られた方へ 目次

この「本人を仲間はずれにしない」という考え方を知ることって大切なのではないかなと思います。

療育を専門家や施設にまかせるだけではなくて、家でできる具体的なコミュニケーションの方法を学ぶ機会が増えていくといいなと思います。

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